主な生活習慣病と言われているもの
●高脂血症
血液中の総コレステロール、あるいは中性脂肪(トリグリセライド)が多い状態を総称して高脂血症といいます。高脂血症では、動脈の内側の壁にコレステロールを主体とした成分が沈着しやすくなり、動脈硬化を引き起こします。その最終段階では血管内腔が閉塞してしまい、心筋梗塞、脳硬塞などの病気を起こします。
高脂血症の原因には、遺伝体質と、動物性脂肪や過食、過量の飲酒、運動不足などの不適切な生活習慣により起こります。
通常、自覚症状はありません。ですから健康診断などでチェックしておく必要があります。高脂血症が長期にわたると、動脈硬化が進行し、その症状として胸痛(心臓⇔動脈硬化)、長時間の歩行で足の痛みが起きる(足の動脈硬化)、一時的に手足の麻痺(脳の動脈硬化)などの症状が現れてきます。
血清総コレステロールが220mg/dL以上の場合、あるいはLDLコレステロールが140mg/dL以上の場合、中性脂肪150mg/dL以上の場合などを高脂血症といいます。
総コレステロールが高い場合は、動物性脂肪を減らす、食物繊維を多く含む野菜、大豆、海藻などを増やしましょう。
中性脂肪が高い場合は、食事の総カロリーを減らす、飲酒量を減らし、運動に心がけて下さい。
生活習慣を改善しても値が改善しない場合は、薬物療法↑必要になります。
●痛風
血液中の尿酸値が高いと、関節などの組織に尿酸が結晶となって蓄積していきます。この結晶を白血球が除去しようとして関節内に炎症が起こった場合を痛風(発作)といいます。
痛風が起こる原因として考えられるものには、肥満、アルコール過飲などがあります。痛風は男性に圧倒的に多く起こります。
症状は、突発的で激烈な足の関節の痛みで、じっとしていても痛いのが特徴です。多くは、足の親指の付け根が痛みだし、はれて熱をもちます。
診断は、血液の尿酸値、特徴的な痛風発作などで行われます。痛風発作は突然起こりますが、その前には長期間、尿酸値が高い状態が続いています。とくに尿酸値が9mg/dl以上では痛風が起こりやすくなります。健康診断で尿酸値をチェックしておきましょう。
肥満を是正すると、尿酸値は低下していきます。したがって摂取エネルギーを制限し、歩行などによるエネルギー消費を増やすことが必要です。食事内容では、プリン体という成分が尿酸値を上げます。プリン体の含有量の多い食品(いわし類、内臓類、肉類)は食べ過ぎないようにします。特にビールは他のアルコールに比べて尿酸のもととなるプリン体を多く含んでいるので、控えるようにしましょう。
また、尿酸の排泄を促す上で、水分は尿量が1日2000mL程度になるように飲むことも必要です。
痛風発作が出た場合は、非ステロイド系消炎鎮痛薬を用いて痛みを抑え、症状が消失したら、尿酸を低くする薬を使用します。
●歯周病
歯を支えている歯の周囲組織が破壊され、歯がグラグラになって、ついには抜けてしまう病気です。歯そのものの変化ではなく、歯の周囲の病気であるため、歯周病と呼ばれます。歯ぐきの部分に沈着した歯垢(プラーク)の中の細菌が原因で起こります。
歯磨きをしない人は歯垢がたまってしまいます。また、睡眠不足、喫煙などの不適切な生活習慣も影響します。
歯肉の炎症が起こり、さらに歯と歯肉の間の歯周ポケットができ、歯がグラクラしてきます。歯を支えている歯根膜や歯槽骨が破壊されてきます。このようにならないようにするには、日々のブラッシングが基本となります。磨き残しがないようにしましょう。そして、定期的に歯科できちんと清掃されているか、歯周病が起きていないかチェックしてもらう必要があります。






